マルチサイト化が終わると、まずは移転元と同じサブドメインサイトを新規に追加する。
サブドメインサイトの新規追加
サイトネットワーク管理からサイトの新規追加を選びサイトのサブアドレスを入れると追加できる。
この段階で、phpMyAdminでデータベースを確認すると、メインサイトの’wp_’で始まるテーブルの他に’wp_2_’で始まるサブドメインのテーブルも出来ていてサブドメインのデータを書き込む準備ができている。
テーブルデータのコピー
元と同じデータベースを作成する必要があるので、自分の場合は移転元のテーブルをエキスポートしては、新サーバのテーブルにインポートを繰り返すだけの力業。
主に以下の7テーブルを、export して新サーバの同じ名のテーブルにimportするのだが、他にも必要なファイルがあるかもしれない。 上手く動かない場合は不足のデータを探し出しては修正を繰り返した。
wp_2_posts:投稿
wp_2_postmeta:
wp_2_terms:カテゴリー
wp_2_term_relationships:
wp_2_term_taxonomy:親子関係
wp_2_options:カテゴリーの親子関係
wp_2_links:wordpress3.5まで有効だったlink managerプラグインを有効にした場合は、
ダッシュボードのリンクが有効になるのでこのテーブルが使用される。
勿論、Virtualホスト化して複数のサイトを運営していると、マルチドメイン、マルチサイト化に応じて、wp_、wp2_、wp_2_、wp2_2_等で始まるテーブルがまとまって出来ているはずで、これらを全て複製する必要がある。
これらがどのサイト用のテーブルなのかは把握しておくべきだが、いい加減な自分など直ぐに忘れてしまい、その度にpostsを見ては思い出しているのだが、キチンと書類にしているのが普通だろう。
画像等のコピー
画像は、/var/www/html/***/wp-content/uploads/sites/2/* 等に入っているので同じフォルダにコピーが必要。
複製元のサイトの数だけ、画像の複写は必要で、こういう時は、WinSCPが重宝する。
テーマのコピー
勿論、独自テーマを作っていたら、そのテーマの複写も忘れずに。
テーマは、/var/www/html/***/wp-content/themes/に入っているので同じフォルダにコピーが必要。
こういう時も、WinSCPが重宝する。
Vhost設定ファイルコピー
Apacheであれば、/etc/httpd/conf.dにある拡張子が.confファイルの複写が必要。
各サイト毎に1ファイルに分かれているので、必要なものを複写すればよいのだが、問題は、「https」用の鍵ファイル、複写したり、リンクを作成するより、Let’sEncriptで再度作成した方が早いかもしれない。
これはいままでやった記憶がないので、よく分からない。