総裁選もたけなは、女性が二人も加わり、賑やかで結構。 たださすがに元暴を旦那に持つ方の出馬には驚いた。 もし当選したら「ファーストハズバンドは元暴」になるのだろうか、漫画にありそうな題名だが。
 三週間前には日経平均3万円も夢ではないと書いたが、あっという間に3万円を越え、9/14には30,670円の年初来高値を付けた。 9/3に行われた菅首相の不出馬宣言の3日前から、日経平均は既に騰勢を強め、マーケットはこれを予期していたかのような動きに。
 いずれにしろ、8/30の27,800円台から二週間で2,870円上げ、31年ぶりの高値となった。 この急速な上げの要因は良く分からないが、先物を売り続けた外国人投資家が慌てて買い戻した可能性もあるそうだ。
 さて、年末に向け更なる一段高を期待したが、降ってわいた中国恒大集団の巨額負債問題。
 自分のような人間には初めて聞く名の会社。 こんな会社の社債ディフォルトがなぜ日経平均を高値から29,600円まで、一週間で1000円下げる原因になるのか訳が分からない。
 調べると、GPIFの2020年運用状況には2021年3月末現在の保有全銘柄の内訳が公表されていて、china grande group関連の株式・社債を合わせて96億円程度保有しているとのこと。
 ただ、インデックス運用を行う上で、投資対象に組み入れられただけらしい。 いずれにしても中国の国内問題が主であり、社会不安が起きるまえに、強力な中国政府が対処するはずで、世界的な金融ショックが起こるとはとても思えないのだが。 この下げは、投機筋による単なる思惑的な売りなのだろうか。
 ただ調べる内に興味或る事が、世界の国債市場の値動きを示す「FTSE世界国債指数(WGBI)」に11月から中国国債が組み入れられるそうで、日本も外債の5%程度を中国国債に投資することになるかも。 その是非は難しい問題を含んでいるので何とも言えないが。 今回の騒ぎが影響する可能性もなきにしもあらずか?