出典:WindowsでWSL2を使って「完全なLinux」環境を作ろう!
 相変わらず訳も分からずに、WSL2をいつの間にかWindows11になっていたノートパソコンに入れてみた。
 何をしたのかすぐに忘れてしまうので、しつこく覚書をのこすことに。 多分こうだった気が、あまりに簡単すぎてまた直ぐに忘れそう。

wsl --install

 Windows11では、このコマンドだけで、以下4つの操作が完了するようだ。
・「Linux用Windowsサブシステム(WSL)」と「仮想マシン プラットフォーム」を有効化する
  (コントロールパネルのプログラム、Windows機能の有効化)
・WSL2用Linuxカーネルをダウンロード・インストールする
・WSL2を既定のバージョンとする
・Ubuntuディストリビューションをダウンロード・インストールする
 またWindows11は最初からWindows Terminalがインストールされていて、Windows10のように、改めてインストールする必要はない。

2019年のWSL2と2016年のWSL1の違い


 WSL1と比較したWLS2の最も大きな違いは、仮想マシンによって「完全なLinux」を動作させられるようになった点にある。
 WSL1ではLinuxカーネルでなく、LXCoreというサブシステムがLinuxの実行環境を作っていた。
 WSL2では、Hyper-Vと呼ばれるハイパーバイザー上でLinuxカーネルが動作する。

WSL 2の設定

 インストールが終わったらWindowsのコマンドプロンプトやPSから以下のコマンドを実行

wsl --list --verbose

 コマンドを実行するとディストリビューションの一覧が表示される。

  NAME                   STATE           VERSION
* docker-desktop         Stopped         2
  Ubuntu                 Running         2
  docker-desktop-data    Stopped         2

アスタリスクがついているものがデフォルトのディストリビューション。 docker-desktopが選択されていたら、Ubuntuに変更。 以下のコマンドでデフォルトを変更。

wsl --set-default Ubuntu

また、右の列のVERSIONが1になっている場合はWSL 2になっていないので以下のコマンドを実行。

wsl --set-version Ubuntu 2

wsl –list –verboseの結果が以下のようにubuntuが選択されていて、VERSION 2になっていれば準備完了。

  NAME                   STATE           VERSION
* Ubuntu                 Running         2
  docker-desktop         Stopped         2
  docker-desktop-data    Stopped         2