M5Stack UnitV2用クロスコンパイル環境の構築をするには、ubuntuの動作環境が必要かと思い、古いノートパソコンがあったので、インストールすることに。 OSはWindows7とすでに5年前からサポート外のマシンだが、初期化するのも忍びなく以前換装したSSDに余裕があったので、dual bootに挑戦。
ただ自分にクロスコンパイル環境など作れるのか疑問、CmakeやDockerなど「なにそれ状態」なので、一年後に出来ていれば良い方。
インストール手順
まずは、ubuntuのインストール手順は以下のとおり。 ただ何も知らない自分は、公開されて一週間もたたないUbuntu-22.04をインストールしてしまい、大変な目に。 20.04の説明はネットでも見つかるのだが、22.04について書かれた記事は少なく、そもそもlinuxですら入門者の自分にはハードルが高すぎることをやってしまった。
ubuntu LTSのダウンロード
Canonical Ltd. Ubuntuから
Ubuntu-22.04-desktop-amd64.isoのダウンロード
Universal USB Installerのダウンロード
インストーラーでusbメモリに、isoイメージファイルを書き込む。
出典:UbuntuをUSBから起動する【ブータブルUSBドライブ】を作成する
usbメモリをノートに差し起動
ちなみに古いノートはdyanabook Qosmioで、既にF2連打でBios設定、起動順1位をUSBメモリにしておいた。
また内蔵SSDは、EFIシステムパーテーションとWindowsで使用中のC:は除いて、他の使用していない空のD:ボリュームの削除を行いlinux用の領域だけを1つの未使用パーテーションにまとめておいた。
自動的にUbuntuのインストールが始まり、無事にUSBメモリからUbuntuが立ち上がる。
SSDへのインストール
問題はここからで、デスクトップ画面からUbuntuのインストールアイコンをクリックし、SSDへのインストールを開始する。
出典:セカンダリー オペレーティング システムとしてのUbuntuのインストール
この出典ページに沿って行ったのだが、自分の場合、前もって準備していたので条件を全てクリアしていて問題なく終わった。
◎Windowsはハードドライブの「最初の起動」
◎インストールパーテーションの確保 (EFIシステムパーテーションとc:のWindowsインストールパーテーションを残し、それ以外のD:以降の回復パーテーション「このノートパソコンを出荷時に戻すことはまず無いので」も含め1つにまとめていた)
肝になるのはこの部分[インストールの種類]ウィンドウで[Install Ubuntu alongside(Ubuntuの平行インストール)]オプションを選択すること。
この後、インストールをボタンを押せば自動でインストールが始まり途中で止められない。
少し、ひやひやしたが、問題なくインストールが終了し、再起動すると起動時にubuntuとwindowsの選択画面が現れ、起動OSを選べるようになった。
インストール後の設定
あとはここらを参考に、必要と思うことだけを設定した。
出典:Ubuntu 22.04 をインストールしたら設定すること 10 ヶ条
ただ、インストールは英語で設定したので、日本語入力等の追加インストールは必須だった。
出典:Ubuntu 20.04で日本語入力 (iBus – Mozc, Fcitx – Mozc)
Activityから Settings を選び、Settings の Region & Language を開く。
Manage Installed Languages ボタンをクリックする。 初回起動時、”The language support is not installed completely” と表示されるので、Install ボタンをクリック。
インストール完了すると、画面表示が日本語になって、日本語入力環境も整っていた。
Google Chrome
Google Chrome for Linuxのダウンロードを行う。 Debian/Ubuntu版 64bit .deb
ダウンロードファイル:google-chrome-stable_current_amd64.deb
sudo apt install ./google-chrome*
Visual Studio Code
公式サイトからDebian Ubuntu .deb ファイルのダウンロード
ダウンロードファイル:code_1.66.2-1649664567_amd64.deb
$ sudo apt install ./code_1.66.2-*
$ code
git
自分は気付かずにインストールしたが、gitは既に入っていた可能性が高い。
git-guiはインストールが必要のようだ。
# apt install git-gui
$ git gui &
ユーザー関係
既存ユーザーをグループに追加するコマンド
centOs,utuntu共用:
$ sudo gpasswd -a ユーザー名 グループ名
ubuntu/debian:
$ sudo adduser ユーザー名 グループ名
ユーザーをグループから削除
# gpasswd -d ユーザー名 グループ名
ユーザーの自動ログイン
「設定」>「詳細」>「ユーザ」ロック解除で「自動ログイン」という項目が有効になり、オフからオン
グループの確認
$ getent group GROUP_NAME
もしくは
$ cat /etc/group
sshを有効に
Ubuntu 22.04でSSHを有効にするには、パッケージがデフォルトでUbuntu22.04のリポジトリにあるopenssh-serverをインストールする必要がある。
$ sudo apt install openssh-server -y
サービスがactiveであれば問題ない。
$ sudo systemctl status ssh
ip address show
ifconfigコマンドは推奨されずip コマンドに変わった。
日本語マニュアル
よく分からんがHELPは日本語になっていたので、このインストールは行っていない。
$ sudo apt install manpages-ja manpages-ja-dev